自然体験を最大化させる!子どもが五感で感じる焚火

子どもが休みの日も家でゲームやスマホばっかりしている。もっと外で沢山遊んで色々な経験をいて欲しいなぁ。と、お悩みではありませんか?

こんにちは!キャンプ育トレーナーのRockです。

昨今子どもの自然体験が少なくなっていると言われています。内閣府のデータでは、2004年から2012年の間に、小学校4.5.6年生の自然活動への参加率は10%も減っているそうです。

私たちの子どもの頃には、スマホやエンタメのサブスクなどはありませんでしたから、それらが面白過ぎるというのもあるかもしれませんね。

でも親としては自然の中で五感を使って思いっきり遊ぶ事で、子どもに良い影響があればいいなと思いますよね。例えば、草むらに寝転がったり、泥まみれになったりする事も子どもならではの遊びですよね。

今回は、子どもの5感を刺激する焚火をおススメする記事になります。偏に焚火と言ってもとっても奥が深いんです!

焚火は子どもの五感を刺激する

火が起きてから消えるまでの過程で、その変化を5感で存分に感じる事が出来ます。お家で火を起こす時はガスから安定した火が出ますよね?IHでは火すら出ませんよね?匂いもありませんし、音も静かです。だから実際火に触れるのが良いのですね。

ちなみに、5感と言うのは以下の事です。

知ってる

  • 視覚
  • 嗅覚
  • 触覚
  • 聴覚
  • 味覚

視覚

火口に着火した瞬間から、上手く行けば火はどんどん大きくなります。そして燃やす木によって違った燃え方を見せるのです。夜の暗闇に揺れる炎の揺らぎは、ずっと見ていられますよね。

嗅覚

煙の臭いが凄くします。一般的には嫌がられるのですが、煙は食物の腐敗を防ぐ効果があります。果樹などを燃やすと独特の香りがして、楽しめます。

触覚

当たり前ですが、火は熱いです。手で触る事はおろか近ずく事も危ない時もあります。ですが、寒い時期は手を近づけて暖を取りますよね?火に触る事は適いませんが、燃えている薪や、炭、釜戸にした石などを耐熱グローブで動かしたり、焚火とは触れ合う事が出来ます。

聴覚

「パチッ、パチッ」と聞こえる焚火の音ってなんだか癒されますよね。狩猟民族だった人間の遺伝子に刻まれているから~、なんて言われていたりします。そしてよく聞いていると、木から水蒸気が蒸発する音、燃え上がる音など、色々な音が聞こえてくるのです。

味覚

焚火と言えば料理!遠赤外線効果(じっくりと中まで火が入る)で、焼き物が美味しく出来ます。その他、茹でる、煮る、炊く、等色々な料理が出来てしまいます。

キャンプなどをすると焚火は工程の一つに過ぎません。炭に着火剤でバーナー、で一瞬で火が付きますね。でもこだわろうと思えば一日費やせるのが焚火です。キャンプ工程の中でも一番5感を刺激すると言っても過言では無いと思います。

火の起こし方は一つじゃない

焚火をするには火を起こさないといけません。一般的には、着火剤でいきなり大きな薪や炭に着火する場合が多いと思います。勿論重視したい事によって時短は大切ですからね。ですが、たまには周辺を見渡して、火口となる杉や、白樺などを探し、メタルマッチなどで原始的に火をつけるのも良いでしょう。

流石に、縄文時代の

こんな火起こしはちょっと骨が折れると思います笑。

火口となる材料を探したり、燃えるように繊維状にほぐしたり、メタルマッチで頑張って火をつけたり、火吹き棒で一所懸命に火を大きくしたり。同じ焚火でも、より多く5感を通じた体験が出来ます。

おススメの焚火方法

おススメの焚火方法は、マナー良く火の一生を見届けるやり方です。前述の通り、火口をその場で見つけてメタルマッチで火をつけて、炭がしっかりと灰になるまで燃やし尽くして、焚火後を残さずしっかりと片付けます。

焚火には種類があり、地面で直接行う直火と、焚火台を使った物があります。直火は草木への影響があり、禁止されている所が多いので、焚火台で下に難燃シートを敷いいて行うのがいいでしょう。難燃シートを敷く理由は、灰を散らばさない為と、地面への影響を少なくする為です(場所に寄ります)。

焚火台にも種類が沢山あり、四角い物、丸いもの、フレーム型の物と様々あります。

四角で深いタイプは風の影響が少なく結構しっかりしています。横からは中が見辛くなります。

焚火全体を視覚で楽しめるのが特徴です。

フレーム式はとてもコンパクトで持ち運びが簡単です。耐久性や風に弱い所もあります。

用途によって選ぶのが良いですね!

出来れば、灰になるまで燃やした方が環境負荷が少ないです。灰は持ち帰るか、捨てる所があればそこに捨てさせて貰います。

火口を集める工程や、繊維状にほぐしたりする工程は、図工みたいで子どもの好奇心も刺激します。燃え尽きる様子をじっと観察したり、灰になったか手を近づけて触った見たりできるので、火の一生をしっかり見届ける焚火は、子どもの5感を刺激するのにおすすめです。

おわりに

焚火が子どもの5感を刺激する理由がお分かりいただけたでしょうか。焚火は日常ではなかなか行いません、とても非日常な体験でもあるからです。

夕方の日が沈み始めた頃からちょっとお庭で焚火をしたり、キャンプ場に行って焚火をしたりするものいいと思います。川にいって川遊びしながらするのもいいかもしれません(焚火OK場合)。

子どもにもっと自然体験をさせたいな、と感じていたら、焚火に挑戦してみてはいかがでしょうか。