行動力の出発点はピグマリオン効果による子育てキャンプ!

どんな事でも物怖じせずに取り組めて、いろんな経験が出来る子どもに育ってくれたら嬉しくないですか?

こんにちは!”キャンプ育”トレーナーのRockです。

人間考えるのは得意ですが、なかなか行動に移せないものではありませんか?そんな時に大事になってくるのが「行動力」です。行動力があると、思い立ったら直ぐに行動する事が出来ます。そうする事で他の人より経験出来る事も多くなるからです。

私は幼少期、自分から「これがやりたい!」発言出来る子どもではありませんでした。大人から「無理だ」「出来っこ無い」と言われた記憶はいつまでも残っていました。しかし今では、やりたい事があれば友人や家族に私から「これをやろう!」と伝える事が出来る様になったと自負しています。

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つまり、行動力は後天的に成長させる事が出来ます。とくに幼少期から行動力の成長を促す事はより効果があるのです。

子どもへの期待が行動力を伸ばす

貴方はピグマリオン効果をご存知でしょうか?他人から期待を受ける事で、その期待に沿った成果を出す事が出来る。と言われている効果です。

ピグマリオン効果については、人間は期待された通りに成果を出す傾向があることの現れとされ、1964年にアメリカ合衆国の教育心理学者ロバート・ローゼンタール英語版)によって実験された。

wikipedia

正直、効果については諸説あるのですが。現在も一定の効果があるとされている研究です。

周囲の期待によって、自分自身も自然と行動する事が出来て、周囲もそれに沿ったフォローを行うからです。

つまり子育てに置いても、子どもに一定の期待を意識的に寄せる事が大切であり、特に行動力を育てるには親のフォローが欠かせないとも言えます。

親が成長を限定する事を無くす

私の経験でも触れましたが、幼少期に大人から言われた制限否定一生覚えていると言っても過言ではありません。子どもは知能や人格が発展途上なので、感情が動いた経験にはより影響を受けやすいからです。

例えば、サッカーがやりたいと相談したら「お前には無理だ」と言われた。この昆虫を捕まえたい!と言ったら、「そんな虫は捕まえられない」と言われた、などでしょうか。

勿論本当に危険を伴う場合は、しっかりと行動を注意してくれる大人の言う事を聞かないといけません。でも、ある程度余裕がある時は「今はこんなもんだろう」と、子どものやりたい事に制限やかけたり否定をせず、可能性を限定しない姿勢が大切となります。

ピグマリオン効果を発揮するキャンプ場面

特にキャンプで子どもの行動力を育てるのがおススメです。およそ子どもには大変なテント設営や火起こしですが、親がお手本を見せる中で子どもは興味を持つでしょう、そして「やってみる?」と子どもが出来ると信じてやらせてあげてください。そうする事で、子どもは期待に応えようとやった事が無いテント設営もやってみる事が出来ます。

気を付けなければいけないのは、否定や制限をしないと言ってもあまり「褒め過ぎない」事です。途中でほめ過ぎてしまうと、子どもはそれで満足してしまいます。取り組み終わった後に、テントの形を褒めるより、テントの設営に「取り組んだ姿勢」を褒めてあげる様にしましょう。

そうする事で、「出来栄え」という結果だけじゃくて「取り組んだ過程」を意識するようになり、どんどん行動してくれる子どもに育ちます。「どうせ出来ない」とテント設営をやらせないのとは雲泥の差があるとはおもいませんか?その他にもキャンプで子どもに期待を寄せてやらせてあげる事は沢山あります。たった1泊2日のキャンプでも、ピグマリオン効果を意識する事で行動力の成長が期待できます。

終わりに

いかがでしたでしょうか。くれぐれも「褒め方」に注意しながらピグマリオン効果を実践してみる事で、行動力を育てる事が出来ます。研究結果も一定の信憑性がありますが、一番の効果は親が子どもに制限を掛けない姿勢だと思っています。

例えばノミをつかった実験で、高い跳躍が出来るノミを瓶に入れて、跳躍を制限します。その後瓶から出しても、ノミの跳躍力は瓶の中で制限されたと同等の高さになってしまうそうです。

ノミと人間を一緒にするのはなんですが、制限をする事で、能力が制限の中でしか発揮されないという事だと思います。

勿論、既にお子様に大きな未来への期待をお持ちだと思います。そんなお子様の可能性をより広げていく為にも、ピグマリオン効果を意識してみてはいかがでしょうか。