内向的でもどんどん努力出来る子どもの、「たくさん」の経験して良かった!
こんにちは”キャンプ育”トレーナーのRockです。
皆様は、子ども時代の経験が今の仕事や生活に繋がってる事はありますか?恐らくそんな方は少なく無いのではと思います。実はこの幼少期に色々な経験や体験をしていると、夢や目標にどんどん努力出来る大人になれる可能性があります。
私たちなんとなく「好き」「得意」、はたまた「苦手」「嫌い」、などの意識下の元に判断して行動していますよね。それは幼少期の経験を材料にしている事が多いからです。又、経験の材料が多いという事は夢という大海原を航海する時大きな船を作る事が出来ます。
今回は何故たくさんの経験をする事が良いのか?という事と、子ども時代におススメの経験を少しだけお伝えするお話になっています。
たくさんの経験が子どもの可能性を広げる
有名なアドラーの心理学に「目的論」と言うのがあります。ある目的を達成する為に自分の今の状況を作っている、という考えです。もう少し言うと、過去の経験から今の状況が起きてるのでは無く、今の状態を作る為に過去の経験を理由にしているとの事です(雰囲気で大丈夫です)。
つまり子ども時代のたくさんの経験は、将来何かしらの夢や目標を志した時に背中を押してくれる材料になるのです。
例えば、大人になって大工になりたいと志したとします。「目的論」では自分が大工になりたい理由を、「小学校の頃モノづくりが好きだった」「図工の成績が良かった」などの経験を元に理由付けしていくのです。そして実際の因果関係は無くとも(ゼロとは言えません)因果を作ってしまう事で、実際に大工になるという目的に大きく前進する事でしょう。
こども時代からのたくさんの経験をする事で、興味の幅も広がります。そして夢や目標が見つかった時に、自分自身を応援しながらどんどん努力が出来る人になれます。
覚えてなくてもいつか繋がる瞬間がある
たくさんの体験をする事が良いとは言え、幼少期の記憶ってどうせ覚えて無いから意味ないんじゃない?とも思われると思います(記憶のある人もいると思います)。それが実は、覚えていなくても脳みそには記憶されているのですね。
自覚出来ない「潜在意識」と、自覚できる「顕在意識」というのがありますが、この「潜在意識」として体験の記憶が残る事で、生きていく上での色々な判断に影響を与えているのです。
例えば、
- レストランのメニュー表を開いた時なんとなく美味しそうだなと感じた、実は子ども時代に母親が作ってくれていて喜んで食べていた事を後から聞かされた。
- アウトドアが大好きでキャンプに山登りに釣りによく出かけている。実は小さい頃から親がアウトドアに連れて行ってくれていて喜んで遊んでいた。
とかです。
親となんとなく趣向が似てくるのも、この潜在意識の影響が強いと言えます。となると、将来自分のアイデンティティ(自分の証明)の形成の為にも、より質の良いたくさんの経験をする事が重要だと言えます。
どんな経験が必要?
具体的にどんな「たくさんの経験」をしたらいいのでしょうか。結論、「何でもOK」です。「え、そんな事言ったら身も蓋もない話だ」と思いますよね。
あえてポイントをお伝えするのなら、感情が動く体験が良いと思います。感情が動いたり興味が強く湧いた経験は記憶として残りやすいからです。勿論上記の様に覚えていなくても大丈夫ですが。
- キャンプ(キャンプ育トレーナーとして)
- 川遊び
- 山登り
- 昆虫採集
- 読書
- スポーツ
- 音楽
など、自然体験を主に据え、子どもの興味の向くままに色々な経験をさせてあげるのが良いと思います。
でも、「色んな事を経験させないと・・」と躍起になる必要はありません。「次は一緒にこれをやってみようかな?」と少しでも考える機会を増やすだけで十分です。時間も体力も有限ですからね。
- 誰とやるのか
- どうやってやるのか
- どういうジャンルを選ぶのか
など、量だけで無く「質」も意識してあげると、より良い経験になるのかなと思います。
おわりに
いかがでたでしょうか。なんとなく子どもにはたくさんの経験をさせた方が良い、と思っている方は多いと思います。至極普通の事を言っているとは思います。
でも、経験の中でどこかに「子どもの将来に繋がるかもしれない」を意識する事で、子どもの興味や好奇心を刺激して、感情が動くような経験をさせてあげる事が出来るかも知れません。
ただ相手をしなきゃいけないと公園に行くのと(それはそれで悪くありません)、びっくりや感動をしてほしくて星空を見に行くのでは感情の動き方が違ってくると思います。
日々無理のない程度に、子どもにたくさんの経験をさせてあげられるといいですよね。