子どもは「変化を楽しむ」事で人生が変わる!自立への第一歩
どんな事でも怖がらずに、楽しみながらやってみる子どもに育ったら嬉しくないですか?
こんにちは!”キャンプ育”トレーナーのRockです。
貴方は変わる事に対してどういった感情をお持ちでしょうか?とっても抽象的な事ですが、「怖い」と感じませんか?私も勿論そうです。それが駄目な状態とかでは無く、人間の生態的に正常な機能と言えるからなのです。
これには、「慣れ」や「執着」が関わっています。例えば、今の状態からいきなり使いきれないほどのお金持ちになったら・・。最初は天にも昇る気持ちになりますよね?しかし暫くするとお金のある状態に「慣れ」て、お金があるのは当然の事になります。
そうすると強烈にお金に「執着」する様になり、元々の状態で生活していたのが考えられなくなります。「もっとお金が欲しい」「これは全部自分の物だ」「この状態がずっと続くはずだ」と考える様になります。
また、「変化をする」と言うのはパワーのいる事です。なので人間は、少し異変を感じてもわざわざ今の生活等を変えて行こうとは思わないのです。そうなると、前述のお金のある状態がいきなり無くなったら・・・貴方はどんな行動をとると想像しますでしょうか?
今回は、子どもが将来自立していく為に大切な、「変化を楽しむ」事についてのお話になります。
目次
変化を怖れずに楽しむ事が大切
先ほどの例え話は米国の医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソンが著した童話でありビジネス書、「チーズはどこへ消えた」を参考にしています。https://onl.tw/St5kwxW
内容は割愛しますが、その本の中でも
- 変化に気づく
- リスクがあっても変化する
- 変化を楽しむ
- 自分を変える
が大事とされています。
お金持ちになる話で言うと、少しずつ資産が減っているのを認めて、いち早く手を打つ事が出来れば(思い切って固定費を下げるとか)・・。あるいは、お金は無くなった時の絶望を乗り切れるかも知れませんよね。
これは変化に拒否反応を起こしがちな私達大人だから、子どもに伝えられる事でもあります。”変化に気づき、変化自体を楽しむ”を教える事が、大人に成った時自立した人生を送れるポイントなのではないでしょうか。
漫画で例えるなら、ルパン三世の状況が悪くなった時に言う「面白くなってきやがった!」とか、孫悟空が強敵と出くわした時の「オラわくわくすっぞ!」などのイメージです。
今の環境を守ろうとしたり執着すると、不幸になる
センセーショナルな表現ですよね、今を大事にしてはいけないと言う事でしょうか?いいえ!そうではありません。どんな時も今の環境を変える勇気を持つという事です。勇気が無ければ、前述の例えの様にお金に執着し、自分の地位を守る為に行動してしまいます。
自分は偉いはずだ、また同じ様にお金が入って来る、と考えてしまい勇気を持って行動に移す事が出来ません。そうなるともっと良い方法でお金を手に入れたり、より満足の出来る環境を見つけるという可能性を全て自分で閉ざしてしまうのです。
変化を楽しむという事を日々の中で慣れていれば、環境を変える時の勇気も少なくて済むというものです。なので子どもの頃から「変化を楽しむ」を教えていく事が大切なのですね。
どうやって変化を楽しむのか
ではどうしたら子どもに変化を楽しむ事を教えられるのでしょうか?まずは、大人が手本となる事です。ミラーニューロンという神経細胞があり、相手の行動を見て自分も同じ部位の細胞が刺激されるの事が分かっています。
子どもにとって一番のお手本は親ですよね?親が変化を楽しむ姿をふんだんに見せてあげましょう!
それは分かったけど一体何したらいいのさ!
おススメの方法として、
活動的には
- 色々なコミュニティに参加する
- キャンプをする
精神的には
- 子どもにとっての良きリーダーである事
などがあります。
色々なコミュニティに参加する
色々な経験をさせてあげる為に、親子で参加出来る習い事やイベントにどんどん参加してみましょう。子どもだけではその様な機会は作る事が出来ません。
例えば、モノづくり教室、ボルダリング、英会話、料理教室などがありますね。
親も初めての所に親子で一緒に行き、率先してコミュニケーションをとる姿を子どもに見せてあげられると良いですね。
キャンプをする
ポジショントークでは無いのですが、キャンプは環境の変化に慣れるという点で最適です。不得手を強いられる環境での活動は、自信を育て、楽しみを見出す練習が出来ます。
夜に行くドキドキしながら行くトイレ、地面の感触を感じながらテントで寝る、雨が降ってきたら必死にタープとテントに撤収する。
実際は大変と思える事でも、それ自体を”楽しむ”事が出来るようになれば、変化に対しても臆す事が少なくなるでしょう。
子どもにとっての良きリーダーである事
ここでのリーダーとは、モンテッソーリ教育に見られる様な発育段階に合わせた行動の促しとは少し違います。時には年齢的に裁量の上回る事でも、親が取り組む姿をどんどんみせて、時には子どもを引っ張って行く事です。
勿論発育段階に合わせた教育は有益だとおもいますが、「変化を楽しむ」子どもに育てるには様々な経験が必要だからです。
色んな親子と連泊するプログラムに参加してみるとか、時には親子で旅をしてみる~なんてのもいいかもしれません。
無理強いは出来ませんが、どんな環境でも逞しく楽しむリーダーの姿を子どもは指針にするはずです。
おわりに
人間であれば、変化を拒絶するのは標準の機能です。慣れた事以外をやろうとすると上手く出来ませんからね、生存本能とも関わっているのかもしれません。でもそれを否定するのでは無く受け止めて、常に変化を敏感に察知できると良いですよね。
そして、いざ変化が必要と感じたら恐怖を乗り越える勇気持つ。そして、変化を楽しむ事が自分を変えていく一歩となります。
箱入り息子(娘)なんて言葉があります。子どもは可愛いので当然かも知れません。特にそんな状態を否定する訳ではありませんが、箱に入れていると感じたら親が開けてあげる必要があるかもしれませんよね。