子どもの積極性を育てる!家族で食卓を囲む重要性

この様なお悩みをお持ちでは無いですか?

外で元気に遊ぶという事が少なく内向的
積極性が無くて大人しい
最近のあった事などをあまり話してくれない

こんにちは”キャンプ育”トレーナーのRockです。

皆様の子ども時代、家族の食卓はどういった物でしたでしょうか。

  • 家族で賑やかに食事
  • 一人で食事
  • 兄弟と食事
  • 祖母、祖父と食事
  • 父親と食事
  • 母親と食事

家庭の環境により様々かと思います。どれが正解という話ではありませんが、子ども時代の食事環境が子どもの精神面に影響する。という研究結果があります。

大体は親と一緒に食事をすると思いますので、親の食事習慣や食事への楽しみ方を子どもは良く観察しているからです。

例えば、

  • 食事は二の次でスマホを見ながらだらだら食べる
  • 料理への感想も無く淡々と食べ終わる

だと、子どもの食への興味は薄くなるでしょう。

しかし、

  • 親子で食卓を囲み「おいしいね」「これは好きだなぁ」と楽しみながら食べる
  • 毎日規則正しく食事をする

の様な環境だと、食事をするのは楽しい事だと覚え、家族の会話も弾み易いと思います。

今回は、食卓を家族で囲む事は子どもの積極性を育てるというお話です。

食事を楽しむ事で積極性のある子どもに育つ

日本健康科学学会「子供と健康」分科会が1990年から1994年に行った調査によると、親が食事を規則正しく、楽しいものにしようとしていると子どもに食事を楽しむ様になる傾向がみられたそうです。そして食事を楽しむ雰囲気が、子どもを精神的に活発に、気持ちに積極性を持たせる一因となります。

やっぱり親としては規則正しく、好き嫌い無く食事をして欲しいと思いますよね。仕事などの関係でなかなか時間が合わない中でも、出来るだけ一緒に食卓を囲んだり。なるべく同じ料理にならない様に毎日献立を考えたり。あの手この手を尽くして・・、という努力が子どもにも良い影響として伝わるのだと思います。

家庭状況によって勿論そうはいかない時の方が多いと思います。でも「美味しく楽しい食卓にしたい」そんな想いが子どもに活力と積極性を与えるのかもしれません。

家族の食事への関心がそのまま影響する

家族で食卓を囲む事でコミュニケーションを取る時間が増えますよね。子どもに今日受けた授業や友達との出来事などを聞く事も出来ますし、食事を楽しみながらお互いの理解が深まるという事もあると思います。

同じ調査のアンケート結果で、親が子どもと一緒にいる時間は、母親で3時間以上父親は1~3時間、親と遊ぶ時間は一日1時間位なんだそうです。これが少ないか多いかは人それぞれですが、家族団欒の時間をなるべく取りたいと思うのが親心かと思います。

子どもの好きな物を一緒に食べて「おいしいね」と感想を言いながら、今日の出来事を聞いてみたり。なるべく時間を合わせて一緒に食事をして、TVなどは消し、笑顔で会話をしてみたり。

良い食卓の雰囲気と子どもの積極性に相関関係がみられる事から、食事中の会話やコミュニケーションも大切になってきます。なにしろ、子どもの事をもっと知る事が出来るきっかけになります。

食事を楽しむ場面

食事を楽しむってなんでしょうか、味、雰囲気、場所、人、色々な要素があります。例えば、お出かけした時に食べる食事って普段と違う雰囲気でわくわくしたりしますよね。

基本は家で~、と言った感じですが、楽しい食事というのは条件はいりません

具体的に、楽しい雰囲気になる様な食事をご紹介致します。

お手伝い

同研究で、男子よりも女子が。中学生よりも小学生が。食事を楽しんでいる傾向がみられたそうです。そこにも「お手伝い」という相関関係があるとされています。一緒に料理を作るのって、なんか楽しいですもんね。

それは、朝、昼、晩の基本の3食以外にも、おやつ作りや、お仕事のお手伝い、なんて事もあるかもしれません。

毎回とはいかないと思うのですが、余裕の時だけでも「子どもと一緒に料理を作る」事で、食事は楽しい物と感じてくれるかもしれませんね。

キャンプ飯

キャンプ育トレーナーとしておススメしたいのがキャンプ飯です。キャンプは正直料理が一番の楽しみです。野外で料理をする以上な楽しさ、何なのでしょうか。キャンプ料理は小難しい事はやらないので子どもも一緒になって作る事も出来ます。

例えば、野菜を切ったり炭火でお肉を焼いてみたり。子どもにしたら大きな事ですよね。

勿論キャンプはたまにしかいけないのですが、思い出はいつでも思い返す事が出来ます。飛び切り楽しい食事をキャンプで味わうのもありです。それに、火を前にすると人はリラックスして色々な事を話したくなるんです。

終わりに

最近子どもとのコミュニケーションが少ないなと感じたら、「家族で食卓を囲む」事を意識してみてはいかがでしょうか。研究からも、年齢が上がる程(特に大人)食事はおざなりになりがちです。まだ純粋な子ども時代に食事を楽しむという事で、精神や身体の健康に繋がっていきます。

毎日の食事でも尚良いですが、忙しい場合は土、日だけとか、上記の様にキャンプやバーベキューで食事を楽しむのもおススメです。

積極性のある子どもに育つ様に、家族で食事を楽しむ習慣を見直してみるのもいいかもしれませんね。

参考:食卓の雰囲気と子どもの積極性 若松秀俊 倉上洋行 大町明香