考える子どもは観察力が育つ!天気を読む3つのポイント
「ねぇパパママ、今日は午後からお空が晴れそうだね!」
雨の日の朝、ふと空を見上げて子どもがこんな事を言ったら感心してしまいませんか?
こんにちは”キャンプ育トレーナー”Rockです。
子どもは着眼点が大人と違い普段気付かないような事をよく気づきますよね。なんでそんな所に気づくの?と感心してしまう時も多々あります。
それには観察力が大きく関係しています。この観察力は考える力と密接に関わり子どもの成長に大切な要素なんです。
物事の状況を、客観的に注意深く見ること。 そして観察「力」という言葉にある通り、例え同じ状況を観察したとしても、観察力のある人とない人では「気づくこと」や「気づきを得る量」は大きく変わる。
あなたも「観察力のある人」を見て「自分はどうしてそれに気が付かなかったんだろう?」と悔しく感じたり「すごいなあ」と感心したりした経験があるはずだ。
しかし逆を言えば、もしあなたが「観察力」を鍛えることができれば、例え人と同じ状況を見たとしても、人とは違うことに気づき、人よりも多くの気づきを得ることが可能になる。
観察力は「周りを見る力」「気づく力」「分析する力」の源泉になるものだ。
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同じ空を見ていても「気づき」や「発見」が出来る人と出来ない人がいるのです。天候の変化まで気付ける人はそこに「考える」が発生します。
例えば
「雲が多くなってきたな、よく見ると黒くて大きな雨雲だ」→観察
「てことはこの後雨が降るのかな?」→考える
「風の向きはどうだろう、強さは?」→観察
「結構強い、もうすぐ雨になるかもしれない。あとどの位だろう」→考える
つまりよく考える子は観察力が高まり、観察力が高くなるとまた深く考えられるという事になります。
考えるには、観察力を育てるには
大人になったら先入観というフィルターを通して物事を見てしまいます。子どもが些細な事に気付けるのは、まだ固定観念や先入観が無いというのが大きいですね。
観察力は「物事に興味を持つ事」で鍛えることが出来ます。あと親がその事についてじっくり話を聞いてあげる事です。
例えば、道を歩いていると信号機がありますよね。普段は「赤は止まる、青は進む」と子供の頃から教わって潜在意識に刷り込まれているので疑問もなく見ていると思います。
ですがひとたびその点滅に意識を向けると、
- 信号ごとに色の切り替わりに感覚が違う
- 休日と平日では切り替わりの時間が違う
など意外と気付かない事に気づくんです。
その入口は、「あれ、何でいつもと点滅の感覚が違うのだろう」と興味を持つ事からなんですね。そして「それってなんでなのかな?」と親も質問してあげましょう。そうする事で子どもは何でそうなるのか考えながらまたよーく信号を観察する様になります。
キャンプ時の天気を読む重要性
キャンプをする時はよーく空を観察して天気を考える事が必要です。天気によって行動を変えていかないと対応できないんですね。
雨が降りそうなら雨を凌げるテントが必要ですし、晴れなら日よけのタープが重要になってくるといった具合です。
空はいつでも見上げる事が出来ます。それに流れる雲を見ていると気持ちがいいですよね。しかも実用的なので、子どもの観察力を育てるにはぴったりでは無いでしょうか。
ただ、空を眺めるだけでなく他の要素でも天気は予想する事が出来ます。キャンプ時にも役に立つ、天気を読む3つのポイントをご紹介いたします。
天気を読む3つのポイント
雲の様子を探る
雲には沢山の種類があります。
- 巻雲
- 巻積雲
- 巻層雲
- 高層雲
- 積雲
- 積乱雲
- 乱層雲
- 層雲
- 層積雲
ちょっと覚えきれませんね。
巻積雲
積雲
積乱雲
巻雲
うろこ雲(巻積雲)
乱層雲
- 雨の予兆を示しているのが巻積雲、巻層雲。
- 比較的天気が安定している巻雲。
- 突然の大雨に注意が必要な積乱雲。
- 広範囲に長い雨が降る乱層雲。
なにげなく見ている雲ですが、形を読み取ることによってある程度天気の流れを読めるんですね。
いつもスマホを見て下を向いている事が多いと思います、たまには空を見上げて雲を観察してみても面白いですよね。
風を感じる
私は仕事柄ほとんど外にいます。年間300日以上は外にいると思います。そうしていると風によって天気の変化を読める時があります。例えばいつも道で逆向きに風が吹いている時は「あれ、雨が降るかな」といった事を思います。
風にも沢山の種類があるのですが、ポイントは
- 天気は西から東へ変わっていく(風が強いと雲の流れも速い)
- 低気圧では天気が崩れる(風は反時計回り)
- 高気圧では晴れやすい(風は時計回り)
風と雨は密接に関係しています。
低気圧と高気圧では風の吹く向きが違うので、風を意識していると雨の予兆の風などが何となく分かると思います。
生き物を観察する
皆さんは天気を教えてくれる生き物を知っていますか。天気ではないのですが、私は「地震の前にナマズが暴れる」なんてのを子どもの時から信じていました。
実は天気を敏感に感じ取る生物は存在するんです。
- 蜘蛛の巣に朝露がついてたらその日は晴れ。
- 燕が低く飛ぶと雨が近い。
- 「カエルが鳴くと雨」。
- 「ミミズ」が地上に這い出したら大雨。
心当たりのある生き物はいますでしょうか。
確かに私の記憶では、雨の日にカエルが庭一面にいたことがありました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。物事を観察して考える。又は考えてから観察する事で「観察力」は育って行きます。興味を持つ事で「何故?」という気持ちが湧いてくるからですね。
天気を読む3つのポイントは。
- 雲の様子を探る
- 風を感じる
- 生き物を観察する
普段は日々の忙しさに囚われて意識しないと思いますが、キャンプの時間はゆったりと流れます。是非子どもに「みてみてあの雲があるって事は晴れるんじゃない!?」とか親が声をかけて興味を持たせてあげて下さい。
子どもが興味をもったら観察を見守り。
どういう事が起こったか?どうなるのか?
教えて貰う事で「気づき」と「分析」の能力が高い子どもに育って行きます。