思いやりのある子どもに育つ!親が意識すべき習慣
子育てをしている親御さんなら、他人にやさしく接する事の出来る、思いやりのある子どもに育って欲しいと思いますよね。
こんにちは”キャンプ育”トレーナーのRockです。
私の好きな本で「7つの習慣」という本があります。割と有名な本なので皆様もご存知かと思いますが、そこで紹介されている第5の習慣として、「まず理解に徹し、そして理解される」という習慣があります。簡単に言うと、自分を理解してもらうには相手の事を理解せよ、という事です。
勿論この「7つの習慣」は子育て本ではなく、大人向けの行動習慣をまとめたものですが、自立して助け合う「相互依存」という考えは子どもレベルでも大切になってくると感じます。
- 友達の話をしっかりと聞いてあげられる
- 自分の事をしっかりと理解してもらえる
- 友達の想いを理解し、友達の為に行動できる
そんな思いやりのある子どもに育てる為に、この「まず理解に徹し、そして理解される」は親が日頃から意識して頂くのがおススメです。
子どもの話をしっかり聞いてあげる
それぞれご家庭の事情があると思いますが、忙しい・・、余裕が無い・・と、子育てしているとそんな時は多いのでは無いでしょうか。子どもが話しかけてきても適当に流してしまったり、目線も合わせず相槌だけうっていたり。
でも、分かります笑。目の前のやる事があったりしますから、仕方ありません。子どもとの会話で一番多いのは、会話の一部だけを聞いてそれに返答する親なのだそうです。勿論普段はそれでもいいと思いますが、ここでの話を聞くというのは、共感による傾聴の事を言います。
- 相手の目を見る
- 相手になったつもになる
- 相手を知りたいという純粋な気持ちで聞く
- 否定も肯定もせず、受け止める
「これが子どもに良いらしいからこうしてやろう」と、スキル的・支配的に行うのではなく、純粋に子どもの事を知りたいという気持ちで話を聞く事です。
でも自分のやりたい事や自分の時間も欲しいですから、隙間時間はなるべく他の事がしたい・・、と思いますよね。そんな時間は取りたくても取れないのが現状ではないでしょうか。
例えば、
- 家事の合間に5分だけ
- 子どもが話しかけてきたら最初だけ
- 寝る前に必ず会話をする
など1日一回でも話を聞く時間をとってみるのがいいと思います。
後述しますが、「まず理解に徹し、そして理解される」習慣は、自立した大人がより成功(幸せ)する為に大切な事です。でも親が意識して子どもに対してこの習慣を行う事で、
- 精神が満たされ幸福感が増す
- 他人の話をしっかりと聞く
- 思いやり溢れる
そんな子どもになれる可能性があります。
子どもとの信頼感が生まれる
しっかりと子どもの話を聞く事によって様々なメリットがあります。
- 子どもの自己肯定感が上がる
- 親子に信頼関係が出来る
- コミュニケーションが上手になる
「7つの習慣」の中で、「共感による傾聴」は相手への信頼貯金となる、とあります。自分を理解しようと親身に話を聞いてくれる相手には、自然に信頼感が高まっていくのです。
年齢にもよりますが、小学校低学年位までは、ただ聞いてあげるだけですっきり満足する場合が多いとあります。そして、大きくなってくると論理的な会話が出来る様になります。話を聞く側は、ついつい出してしまう否定・工程・自叙伝の武器を収めて、しっかりと共感しながら聞いてあげる事で信頼が生まれます。
自分の事を最初から否定されたりすると話もしたくなくなりますよね。肯定も一見いいようですが、少しスキル的で子どもの身になってるとは言えないですね。相手の事を知りたいという純粋な気持ちで話を聞いてあげる事で、子どもは精神的にも安定し他人を想う事が出来る様になります。
おススメな会話習慣
とはいえ、日々忙しい中ではなかなか難しい時もあります。そこで能動的に子どもの話を聞く機会を作るおススメの方法をお伝えします。親が聞く姿勢をとってあげる事で子どもは会話し易くなりますからね。
家事に仕事に忙しい姿ばかりだと、物心ついた子どもは話しかけずらいですよね。親側が、「お話しようよ」という姿勢になってあげる事が大事だと思います。
話を聞く時間を作る
日常の中の決まった時間に子どもの話を聞く方法です。ここでの「聞く」は勿論「共感による傾聴」です。一日一回だけ、とか決めておくと親の負担も少ないですし、子どもは「話を聞いてもらえる」と満足する事でしょう。
- お昼ご飯の後ゆっくりしている時間
- 夜寝る前
- お風呂に入っている時
- 食事の時間
1日に3分だけ聞くというメソッドもありますし、ついでに家族で食卓を囲む事は子どもの積極性が育つという研究結果も出ています。
家庭の事情に合わせて話を聞く時間を作ってあげるのがいいと思います。
キャンプに行く
ポジショントークで申し訳ないですが、キャンプは子どもの話をじっくり聞くのに効果的です。子どもとの距離が近くなり、ゆっくりと過ごす時間が取れるからです。
- 焚火の時間
- テントで寝る前
- ご飯の時間
- 帰りの車
設営と撤収でいっぱいいっぱいにならない様に気を付けて、余裕をもってキャンプをしましょう。そんな中、子どもの話を傾聴する事で思いがけない話をしてくれるかもしれません。昔から人は火を見ると素直になって色々喋ってしまうなんていいますしね。
おわりに
他人にやさしく出来る子に育てる為には、話をしっかり聞いてあげる事が大切です。だって自分が満たされていなければ他人には優しくできませんよね。
嫌な事があったり、悩みがあったり、精神的に不安定だと誰ともコミュニケーション取りたくないですからね。逆に言うと自分に自信があったり、幸福感が高い時は他人にも非常に優しくなれます。
思いやりがあるという事は共感力が高いと言えます。その為にはしっかりと親子の信頼関係を築き、子どもに対して「共感による傾聴」をしてあげる。そして親として話を聞きながらも、お手本になってあげるのがいいと思います。