「考える力をつける」子どものキャンプでの服装選び
いつも親に任せっきりで自分で考えようとしない
自分で結論が出せなくて誰かが決めてくれるのを待っている
どうせ正解は分からないからと物事に取り組む意欲が無い
こんにちは、”キャンプ育トレーナー”のRockです。
子どもが自分で考える力を身につけてほしいというのは子育て世代の共通のお悩みかもしれませんね。子どもの考える力は現代の子どもに無くてはならない大事な力だと言えます。何故ならスマホが普及してネットがより身近になり、正解が奨励されている現代では考える事自体少ないからですね。
考える力を伸ばすには
- 一緒に答えを考える
- なんでそうなったんどろうね?と質問し因果関係を考えさせる
- 考える機会を与える
などが大切になってきます。親がフォローをして子どもが考える機会を多く与えてあげるのが良いと思います。今回は親が機会を作り考える力を育てる方法として、キャンプ時の服装を考えてもらうのが良いというお話です。
何故キャンプ時の服装なのか
日々の生活でもそうなのですが、自然で行うキャンプ時は天気や気温の変化が大きいんです。普段より一層服装への注意が必要になってきます。しっかり先の気温の変化を予測して考えて準備ないと辛い思いをする事になります。
服は全人類が必ずと言っていい程身に着けている物です。私たちはお洒落やTPOなど文化的な意味合いで着ている事も多いのですがやはりその前に来る理由としては身体保護としての理由が大きいです。
例えば夏は暑さを凌ぐ為に薄着に、冬は寒さを凌ぐ為に厚着になりますよね。
体温調節と身体保護
体毛の乏しい人類にとって、被服は基本的に体温調節を補助する役割(衣服気候または被服気候、または衣服内気候という[2][3][4])を担っている。衣服は比較的簡便な体温調節機能の一つであり、気温が高くなれば衣服を脱いで体温を下げ、また気温が低くなれば衣服を着ることで体温を上げようとする。季節によって激しい気温差がある場合、夏には薄着になり、冬には厚着になる。夏服と冬服など、季節の推移に応じて衣服を替えることは衣替えと呼ばれる。
wikipedia
勿論エベレストに登ったりサバンナを歩く訳でもなければ命に関わる事は少ないと思いますが。キャンプを快適に楽しく過ごすにはとても大事な要素になってきます。親も勿論そうなのですが子どもと一緒になって服装を考えてあげる事で、子どもの考える力が育って行きます。
その状況に応じて適切な服装を選べる事は適応力の高さも影響してきます。
考える事で適応力も高くなる
「適応力」とは、『環境に従い行動や考え方をうまく切り替える能力』
Weblio 辞書
大人であればある程度の経験と情報収集でやり過ごす事ができます。ですがまだ適応力の低い子どもは自分で判断する事が難しいかもしれませんね。
是非大人が気温気候に適応した服装を子どもと一緒に考えながら選んであげて下さい。
そうする事で「この場合はこうかな」「この要素とこの要素だとどうしたらいいのだろう?」と子どもなりにも考える機会が増えます。ただ勝手に選んで着せてあげるじゃあなくて準備から見守ってあげるといいと思います。時間がかかってもですね
上手く選べなくても取り組んだことを盛大に褒めてあげましょう。次も自分でやってみるという意欲が湧きます。
「考える力をつける」子どものキャンプでの服装選び
まずキャンプ時の服装で重要なのが、
- ベースレイヤー
- ミッドレイヤー
- アウター
の概念です。それぞれ説明していきますね。
ベースレイヤー
一番下に着る肌着の事です、いわゆるTシャツなどです。
僕はさらにその下に薄いインナーを着ていますが、一枚でも十分です。
夏場などはこれだけで過ごす事も多いと思います。そんな時はよく汗をかいたりするので、吸水速乾性のある素材が望ましいです。水分を多く吸収して、早く乾く素材ですね。
ベースレイヤーだけで過ごすときは気温が高い時が多いと思います。気温が高いと汗を沢山かくので、汗を吸収してくれて尚且つ直ぐ乾く事で快適に過ごせるんですね。
主な素材としては
- ポリエステル(化繊)
- ウール
などがあります。
コットン(綿)なども吸水性はありますが、乾きにくいという特徴があるので体を冷やしてしまう可能性があります。
またウールはセーターやコートに使用されている事が多く温かいイメージがありますが、実は夏でも使われ、透湿、消臭、保温性に優れよく乾くという凄い素材です。アウトドアメーカーなどが結構採用している事が多いですよね。
あと焚火の火花などにはポリエステルなどの化繊は弱いので注意が必要です。
場面によってベースレイヤーを着替える事も視野に入れましょう。
ミッドレイヤー
ベースレイヤーだけでは肌寒いとき、小降りの雨の際などにさっと羽織れるウェアです。
夏場であっても夜や朝方は肌寒いときがあります、あと突然の雨などの際に一枚羽織れるものがあると便利です。
ミドルレイヤーの役割は端的にいうと保温(断熱)。外部の冷気と体温との間に、中綿を詰めたウェアを挟むことによって「空気の壁」をつくります。それによって体表面近くの暖かい空気を閉じ込め、暖かさ・快適さを保ってくれます。また、ベースレイヤーから排出された湿気(水蒸気)が抜けていくだけの透湿性も重要な役割のひとつです。
引用元:OUTDOORgearzine https://outdoorgearzine.com/how-to-choose-the-best-middle-layer
保温性のあるフリースや機能性のブルゾンなどがいいです。
天候の変わりやすい春先や、秋のキャンプでは着用する機会が多いと思います。肌を覆う事で虫刺されや擦り傷などの防止にも繋がるのでとても重要です。気温が低く寒い時用と、風を通すライトな物と2着程持っていてもいいかもしれません。
アウター
一番外側に着る服です。基本的には寒さ、風を凌ぐ為の物です。
ポイントは
- 襟がある
- フードがついてる
- 裾に絞りがある
- 軽量の物(動き易さの為)
冬場は必須ですし、春や秋のキャンプでも出番があります。
GORE-TEXなどの機能素材
ゴアテックスは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE、テフロン)を延伸加工したePTFEフィルムとポリウレタンポリマーを複合化して作る。1969年にボブ・ゴアが、PTFEを用いた低コストなシールテープを作るための実験の中で、押し出しPTFEを急速に大きく延伸させることに成功した。 薄いフィルム状のゴアテックス メンブレンは1平方センチメートルに14億個の微細な孔をもつ。その最大の特徴は、防水性と透湿性を両立させていることにある。つまり、水蒸気は通すが雨は通さない。
引用元:wikipedia
などのアウターは非常にキャンプ時に便利ですが、かなり高価なのでナイロンやコットン素材のアウターでも十分でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか、具体的な服は好みがあると思いますので↑の基本を参考に気候を考えながら子どもと一緒に選ぶ事で「考える力」がついてきます。キャンプは朝と夜の温度差が激しく、雨風の可能性もあります。よーく考えないとえらい目にあいます(; ・`д・´)
一先ず
- ベースレイヤー
- ミッドレイヤー
- アウター
の概念を理解して、子どもに教えてあげてください。
細かいディティール(作り)を挙げたらきりがないのですが、上記を知っておくだけでも適応力のある子どもになるでしょう。
正解主義が蔓延っている昨今、親が子どもに考える機会を与えてあげて答えの無い事を一緒に考えるのがおススメです。