「メンタルの強い子どもになる」季節毎のキャンプの工夫

こんなお悩みはありませんか?

もう出来ないと直ぐに言い出す
これじゃあもう無理と、早いうちに諦めてしまう
一回失敗すると無気力になってしまう
反応が怖くて友達に話しかけられない

こんにちは、「自立心が育つ」キャンプの学校、キャンプ育トレーナーのRockです。

メンタルというと大人間でよく使う言葉ですが、子どもにも当てはまります。精神力とも言えますね。精神力とは打たれ強く他人に惑わされず、ちょっとの事では挫けない心の強さで子どもにとって大事にしたい要素なんです。

精神力の強い子どもは臆さずに友達の輪に入っていけたり一回失敗しても繰り返し取り組める気持ちの強さがあります。幼いながらに強靭なメンタルとはいかないと思いますが、出来れば幼少期に精神力をを鍛えていけると親としても安心だと思います。

今回はメンタルの強い子どもに育つ為に何が必要なのかキャンプ育のバージョンでご紹介していきたいと思います。是非気になる箇所だけでもご覧になって下さい。

メンタルの強い子どもになるには

子どものメンタルは親との関わりによって育って行きます。親が子どものやる事に口を出し過ぎたり、甘やかしすぎてしまうとメンタルの強い子どもは育ちません。親が先回りして転ばぬ先の杖になってしまう事で「どうせ自分でやらなくて良い」「どうせ出来ないからいいや」と思ってしまうからです。

あと親が発する言葉や取り組む態度をよく見ています。「もうだめだ」「いつもこうなる、最悪」「自分には出来ない」といった言葉を発していると子どももそういった言葉を使う様になります。逆に「このくらい何とかなる」「自分にまかせて、自分には出来る」といった言葉を使っていると前向きな言葉を発する、メンタルの強い子どもになります。

子どもを自分だと思って、まず親自身が姿勢や反応を意識して模範となっていく事が大事です。

何故キャンプでメンタルが強くなるのか

キャンプは正直簡単ではありません。キャンプ場についてから設営~撤収まで沢山の工程があります。それを親が背中を見せながら、時には子どもに任せながら取り組む事で強いメンタルが育ちます。

例えば「火起こし」もなかなか大変です。マッチやチャッカマン程度の火種では麻紐や乾いた落ち葉などから点けないと火が付きません。薪もしっかりと乾いた物を空気が通る様に組んであげる必要があります。大人も面倒臭くなってガスバーナー使ってしまう事もあります(; ・`д・´)

親が背中を姿勢を見せながら取り組む事で「自分は出来る!」「何回でもやる!」という子どもが育ちます。

季節毎のキャンプの工夫

キャンプは季節によっても工夫が必要なんです。夏は暑く冬は寒い訳ですから暖を取ったり寒さを凌ぐ事が必要になります。

例えばそこそこ風の強い日はタープなどを張らずにテントだけ張るのが良いですが、手順を知っておかないと途中で風にはためいてしまって大変です。嫌になってしまいますよね。

色々な季節でも頑張って工夫する親の姿を見せ、子どもにやらせてみたりする事でメンタルの強い子どもに育っていきます。簡単に季節毎にどんな工夫や手順があるのかご紹介します。

春キャンプの特徴としては、

良いところ

  • 桜が咲いている
  • 過ごしやすい気温

注意点

  • 雨が多い
  • 寒暖差がある
  • 蚊などが出てくる
  • 風が強い

などがあります。

~工夫ポイント

テント関連

  1. 強風の時はタープを張らない
  2. 風が強いときはペグをしっかりと打ち込む
  3. 雨対策でテントの入口にタープが被る様に張る

春は風が強い日が多いのでしっかりと風の対策をしておく事が重要です。あまりに強風の時はキャンプの予定も変更を検討しましょう。

寒暖の差

春は昼間と夜の温度差が激しいです。

温かい昼間に油断しない様にしっかりと防寒対策をしましょう。

  1. コットで寝る(地面と離す事で地面からの冷えを防止)
  2. マットを重ねる(インナーマット+パーソナルマット×2など)
  3. ストーブを持っていく
  4. スカート付きのテントを使用する。(風の侵入を防ぎます)

他虫刺されなどに注意して、虫よけスプレーなども用意しましょう。

夏キャンプの特徴としては

良いところ

  • 避暑地で行えば気持ちがいい
  • 水辺のレジャーが楽しい(川、湖など)

注意点

  • 気温が高い
  • 虫が多い
  • 食材が傷みやすい
  • ゲリラ豪雨、落雷

~工夫ポイント

テント関連

  1. そもそも高原のキャンプ場を選ぶ(高いところの方が涼しい)
  2. 日陰のキャンプサイトを選ぶ(設営時から汗だくになってしまう)
  3. テントのベンチレーションは全開にする
  4. テントに打ち水をする
  5. 遮光性のあるテントを選ぶ(例、コールマン:タフスクリーン)

暑さ対策

  1. 寝具はシェラフじゃなくてタオルケットにする
  2. 地熱を防ぐ為にコットを使う
  3. クーラーボックスは地面にスタンドなどの上に置き日陰に置く(地熱や日差しを防いで食材を守ります)
  4. クーラーボックスはハードタイプの保冷力の高いものを
  5. タープは厚みのあるもを(遮光性が高まる)

その他蚊などを防ぐ為に蚊取り線香などは必須です。

夏はとにかく暑いです、暑さと戦うのではなく逃げる方向でキャンプを快適にしましょう。

秋キャンプの特徴としては、

良いところ

  • 気候がちょうどよく過ごしやすい(キャンプハイシーズン)
  • 紅葉が綺麗
  • 旬の食材が豊富 (例:栗、梨、さつまいも、きのこ類、サンマ)

注意点

  • 台風が多い
  • 寒暖の差がある

~工夫ポイント

テント関連

  1. コットで寝る(地面と離す事で地面からの冷えを防止)
  2. マットを重ねる(インナーマット+パーソナルマット×2など)
  3. スカート付きのテントを使用する。(風の侵入を防ぎます)
  4. メッシュの多いテントを使用する(通気性と虫の侵入を防ぐ為)

過ごしやすい春とキャンプ法も似ています。

キャンプ飯関連

  1. ダッジオーブンやスキレット、少し凝った道具を使用してみる。
  2. 燻製などで食材をじっくり調理してみる
  3. 落ち葉を使った焼き芋に挑戦してみる

秋は暑くもなく寒くもなくじっくり野外で時間を使えると思います。せっかくなので秋の味覚を楽しんでみるのもいいですよね。

冬キャンプの特徴としては

良いところ

  • 星がきれい
  • 虫が少ない
  • 焚火が気持ちいい
  • 人が少ない

注意点

  • 寒い
  • 防寒対策が必要
  • 降雪地帯では雪に警戒する
  • 空気が乾燥しているので火事に注意

応用ポイント

テント関連

  1. コットで寝る(地面と離す事で地面からの冷えを防止)
  2. マットを重ねる(インナーマット+パーソナルマット×2など)
  3. スカート付きのテントを使用する。(風の侵入を防ぐ)
  4. ストーブを用意する(火事に注意する)

暖房器具関連

  1. 電源付サイトを選ぶ(電気式の暖房器具が使用できる)
  2. ストーブをテント内で使う場合は一酸化炭素チェッカーを使用する。
  3. 0℃以下対応のシェラフで寝る

身辺品関連

  1. アウターレイヤーを持っていく
  2. ホッカイロ湯たんぽを持っていく

冬のキャンプはとにかく防寒対策が大事です。寒くて眠れなくては悲惨ですからね。また雪の予報がある時は控えましょう、遭難してしまうと大変です。その分焚火で暖をとっている時や、朝のコーヒー、ココアの一杯は最高に身に染みると思います。

まとめ

いかがでいたでしょうか、今回は子どものメンタルの強い子どもになる為の方法をご紹介致しました。

親の関わりで子どものメンタルの育ち方が大きく変わってきます。一緒にいる時間が一番多いですしやっぱり親の背中を見て子どもは育つと言われますからね。

今回ご紹介したキャンプの季節毎の工夫は親でも大変です。是非あきらめずに楽しみながら取り組む姿を子どもに見せ、さらに子どものやっている所を見守ってあげて下さい。

口の出し過ぎと口の出さな過ぎには気を付けて、あきらめずに子どもに向き合っていれば必ずメンタルの強い子どもに育ってくれると思います。