子どもが「キャンプはつまらない」と思ってしまう理由3選

前は喜んで一緒にキャンプに行ってくれたのに、最近は一緒に行ってくれない・・なんてお悩みはありませんか?

こんにちは!キャンプ育トレーナーのRockです。

キャンプのスタイルは千差万別ですが、家族がいるなら子どもと一緒に行く~という機会も多いのではないでしょうか。ところが、前は喜んでついてきたのに今は・・という経験はありませんか?それは子どもにキャンプを飽きさせてしまっているのが原因かも知れません。

思春期になると、家族から友達のコミュニティに変化していくので、成長の一環という事も出来るのですが、それ以外の理由の場合もあります。

せっかくのキャンプです、出来れば長く家族で楽しみたいと思いますよね?

今回は、子どもにキャンプをつまらないと思わせてしまう理由3選というお話です。

ついつい子どもを箱入りにしちゃう

「あぶない事はさせない」「嫌な思いはさせたくない」と、ついつい子どもの自由を奪っていませんでしょうか?奪っているつもりが無くても、自然に安全な所に誘導してしまっているかもしれません。

私も良くあります!笑

親として当然と言えば当然なのですが、私達大人も本やインターネットで得た知識があっても、実際経験してみると全く違う感覚を覚えた事がありますよね?特に抽象的に考える能力がまだ低い子どもは、実際に経験してみないと理解する事は難しいんです。

例えば、道路は危ないと教えられても何故危ないのか分かりません。車?自転車?バイク?実際は全部ですが、極論道路に出てみないとどの様に危険なのか理解は出来ません(出ては駄目ですが)。

なのでキャンプの場合も少し危険や無理だと思っても、子どもにどんどん経験させる事が大切になってきます。キャンプに来たのに箱に入ってたら楽しくないですからね!

あなたの為!と転ばぬ先の杖を用意してる

ご存知の通り、転ばぬ先の杖と言うのは「失敗しない様に前もって準備しておく」という意味です。また、別のことわざに七転び八起きというのがあります、つまり言いたいのは転ばないと成長出来ないという事なんです。

  • テント設営はどうせ出来っこないから
  • 火起こしは大変だから
  • 片付けも邪魔になるから

なんて理由をつけて、子どもに転ばぬ先の杖を渡してはいませんか?

勿論時間に追われていたりする時は別ですが、大人の先入観で無理だと決めつけるのは気を付けないといけません。

私たちも慣れた事ばかりやっているとつまらなくなる時がありますよね!

子どもがキャンプに飽きる理由3選

では具体的にキャンプのどんなやり方をしていると子どもが飽きやすいのでしょうか?

キャンプは自由なのであくまで参考程度にして下さいね!

大人が全部やってしまう

キャンプはお父さんが張り切るのではないでしょうか?テント設営にキャンプ飯、火の始末、「まかせろ!」とばかりに何でもやってしまいますよね。そんな背中を魅せるのが必要な時もあります。ただ、一回見せたら次は一緒にやってみましょう!

例えば、火起こしをする時は火口となる小枝を子どもに集めて来て貰う。次の時は火を絶やさない様に火の守を子どもに任せてみるなど、少しづつ出来る事を増やしていきます。

「無理だろうな」「面倒だな」と思った事でも少しづつやらせてみる事で出来るようになってきます。

いつも同じ事しかしない

キャンプの楽しみ方は人それぞれですが、自然の中で非日常を味わう、というのが醍醐味の一つですよね。大人には「ゆっくりする」という概念がありますが、子どもにはありません・・。

・・私達が子どもの頃も無かったですよね?

毎回大人の趣向に合わせていると、子どもからしたら退屈でしかありません。

キャンプ飯に舌鼓しながらゆっくりするキャンプをしたら、次のキャンプでは昆虫採集をしてみる、川のあるキャンプ場に行って川遊びや釣りをしてみるなど、毎回違った楽しみを体験出来ると良いですよね。

子どもは大人と同じ様に出来た事や、初めて経験した事自己肯定感好奇心の向上に繋がります。そして、もう出来るんだ!次はどうなるんだろう!という思いが次のキャンプの原動力になります。

綺麗に、見た目を気にしすぎている

キャンプに行ったら、SNSにあげませんか?悪い事では無いのです、今は普通ですよね!ただ見た目ばかりこだわって、肝心な子どもの体験を疎かにしては勿体ない事もあります。

  • こだわりの道具を持ち込んで、家に居るのと同じ様に快適に過ごす
  • 写真映えするキャンプ道具を並べて大人が満足している

大人の満足に付き合わせてばかりだと、子どもはつまらなくなってしまいます。見た目は二の次、多少汚く泥臭くても、色々とお手伝いや体験が出来る様に過ごしてみましょう。

おわりに

嫌というなら無理に連れて行く事はないのですが、そうならない為に、もしくはまた一緒に行ってくれる為に、少し苦労をする様なキャンプをしてみるのはいかがでしょうか。少し先が見えなくて不安なくらいの方がワクワクしますからね

例えば、いつもの友達と遊ぶのも勿論楽しいのですが、新しい友達が出来たらもっと楽しくなる可能性があります。大好きな食べ物があっても、食べた事の無い食べ物がそれを超えてくる可能性はありますよね。キャンプも子どもにとってそうあるのが良いと思います。

是非大人の感覚を押し付けずに、子どもにどんどんキャンプ中の工程をやって貰い、少し大変かなと思う過ごし方もやってみるのが良いと思います。