「子どもの想像力を鍛えるキャンプ飯」【燻製料理編】
「もしかしてこれはこうなるかもしれない」
子どもが結果を分からなくてもその先の仮説を立てていたら大人もびっくりですよね。
こんにちは”キャンプ育トレーナー”のRockです。
普段皆さんは想像力を働かせていますでしょうか。
- 今度の休みにあの場所に行ってみようかな。
- この服を買ったらどう着こなせばいいのかな。
- この料理を作ったら、相手はどういう顔をしてくれるかな。
なんて瞬間に想像力を働かせて思考する事ありますよね。
想像力とは、もともとは自分の身を危険から守るためにできた力。現代では、日常生活をもっと豊かなものにしようと想像力を使ったり、将来に向けた備えなども想像力の一つです。
そのため、想像力は自分の目標や夢を叶えたり、商品のアイデアを出したり、あらゆる場面で必要とされています。特に多様性が認められる現代においては、複雑化されてきていますので、この想像力をどう活かすかが求められているのです。
Smartlog https://smartlog.jp/149959
実は子ども時代から想像力を育てる事はとても大切な事なんです。大人になった時に仮説をたてる能力に差がつき社会での活躍に影響する事でしょう。
例えば
- コミュニケーションをスムーズに進められる
- 色々な考え方が出来る
- 答えが一つじゃないと知っている
どれも大人レベルだと大切な能力ですよね。非常に頭の柔らかい子ども時代に「想像力」を育ててあげましょう。
今回は「子どもの想像力を鍛えるキャンプ飯」【燻製料理編】という記事を書いてみました。キャンプ飯は手軽に子どもチャレンジ出来る為、想像力を育てる料理として大変おすすめです。その中でもちょっと熟練ぽく見える「燻製料理」をご紹介したいと思います。
何故なら燻製料理は煙を使って蓋をした後かなり時間を置きます。蓋を開けるまでどんな出来になるか分からないのです。その間燻製する前の元と燻製した後では想像を超える位変化をします。
「どんな風になると思う?」「見た目は?」「味は?」と子どもに完成を想像してもらいながら待つ事でいろんな仮説を立てる事が出来ます。決して突拍子の無い事ではありません。想像力を育てるというサブ目的の燻製料理に挑戦してみて下さい。
以下目次です。
目次
燻製料理とは
チップを燃焼させて大量の煙で燻して美味しくする料理の事です。起源は諸説ありますが、狩猟民族の頃から保存食として親しまれてきたものです。
燻製のやり方は主に以下の三種類です。
- 冷燻:30℃以下で燻製 (設備と時間を要する、初心者は大変)
- 温燻:30~80℃で燻製 (一般的な燻製を指す、保存食になるのもこれ)
- 熱燻:80℃以上で燻製 (直ぐに出来るので手軽)
僕のおすすめはキャンプ時に手軽に出来る「熱燻」です。燻製するものにもよるのですが、10~60分ですごく簡単に出来てしまうんです。
燻製料理が想像力を育てる理由
ではなぜそれが子供の想像力に繋がるのかという話ですが、子供に想像力を育む為の取り組みとしてこのように紹介されています。
幅広い年代の人と話す
様々なジャンルの情報に触れる
中学・高校のイベントに参加する
バランスよく考えさせる
架空の旅行の計画を立てる
本を読む
テレビドラマや映画の展開を予想してみる
ココロコミュ https://cocorocomeast.com/archives/9154
想像力を高めるポイントは、
- 新しい事に挑戦してみる
- 先の展開を今ある材料から判断する
- 成功だけじゃなくて失敗も意識する
といった所です。
燻製料理は食材選びから始まります。この食材なら下ごしらえはどうするのか、燻製時間は何分で完成はどんな感じに仕上がるのか。
勿論最初は失敗しまくりです。「あれ、ちょっと煙の香りがしないなぁ」、「チップの火が途中で消えちゃったみたい、何がいけなかったのかなぁ」。
そしてわくわくしながら蓋を開けて完成を見る瞬間がとても楽しいんです。簡単ですが奥の深い燻製料理は想像力を育てるのにぴったりじゃないでしょうか。子どもの好きな食材で作る事でより楽しむ事も出来ます。(例、チーズ・バナナ・リンゴ・マシュマロ・ベーコン)
「これって燻製したらどんな味になるんだろうね」と子どもは想像力を働かせてくれる事でしょう。
燻製料理のやり方
燻製するには食材の他に道具が必要になってきます。具体的には燻製機とスモークチップです。
燻製機
紙で出来た使い捨てのものから、ステンレスで出来たものまで様々な燻製機が販売されています。一回行うだけでかなり煙で汚れるので最初はリーズナブルな物を購入するといいでしょう。
スモークチップ
燻製調理に欠かせないスモークチップは、原料となる木を細かく砕きチップ状にした燻煙材のことです。スモークチップの原木はサクラやリンゴなどいくつか種類があり、使用するチップによって食材の味わいや香り、風味が変わります。
スモークチップは燻煙材といっても、スモークチップに直接火をつけて使うわけではありません。スモークチップは鍋底や金属製の皿の上に置き、その下からコンロなどの熱源で炙り煙を出して使います。熱源がなくなると煙が出なくなるので、調理方法にあわせて火加減を調節することで食材に香りづけをします。
うやまリゾートのウヤリゾ日記 https://uyamaresort.com/column/smoke-chip/
チップの種類
- さくら(クセのある食材と相性が良い)
- ヒッコリー(ハム、ベーコン、チーズ。)
- リンゴ(酸味が出て上品)
- ウィスキーオーク(重厚で強めの香り)
- ナラ(クセが無く色付きが良い)
- クルミ(万能)
参考:うやまリゾートのウヤリゾ日記
正直どれでもいいですが僕はさくらをよく選びます。チップを変えて出来上がりの違いを楽しむのもいいですよね。
スモークチキン(熱燻)
みんな大好き某テーマパークにもあるあれです。こを作ったら子供も大喜び間違いなしです。
余分な皮を取り、骨付近に切り込みを入れます。
塩、醤油、ローズマリー、にんにく、しょうがとジップロックなどに入れて半日程漬け込みます。
そのあとキッチンペーパーで水分をとり風乾(冷蔵庫で良い)を半日程行い水気を取ります。
燻製前
燻製しちゃいましょう、時間は10~15分程度です。
燻製後
熱燻は温度が高いのである程度火が通りますが必ず前後で焼いて食べる様にしましょう。
チーズ、ウィンナー。(熱燻)
もう適当にいれて10~15分燻製しちゃいましょう、簡単!
チーズはそのまま食べて大丈夫です。ウィンナーは茹でておくか燻製した後少し焼いて食べましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか、今回は子どもの想像力を鍛えるキャンプ飯として燻製料理をご紹介しました。
子ども時代から想像力育てる事が効果的です。相手の気持ちが分かる様になったり友達とはまた違った発想が出来る様になります。それは大人になり社会に出ても大切になって来る事なんです。
燻製料理に限りませんが、やった事が無く、なかなか結果を想像し難い事に挑戦してみるのが良いです。う~ん男の子ならオオクワガタを探しに山に行くなんてのも面白いですね。
しかしながら蓋を開けるまで出来が見えない燻製料理は、楽しみながら子どもの想像力を育てるのにぴったりです。まだまだ奥が深く他にも色々な食材と方法があります。是非親子で挑戦してみてはいかがでしょうか。