学校も楽しくなる友達の作り方【小学生編】

こんな事に悩んではいませんか?

引っ込み思案で友達が少ない
控えめでなかなか友達に話しかける事が出来ない
自分の事を話せる仲のいい友達がいない
学校に行きたくないと言いよく休んでしまう

こんにちは”キャンプ育”トレーナーのRockです。

学校の友達ってとっても大きい存在ですよね?特に小学生だと仲の良い友達が多ければ学校も楽しいでしょうし、友達が少ないと通うのが億劫になってしまう事もあると思います。私も子ども時代友達作りが非常に苦手だったのでよく分かります。おくびょうで人の顔色ばかり窺っていました。

学校での友達関係は、子どもにおける重要な発達課題だと言われています。例えば、男の子小学校6年生~中学校1年生女の子なら小学校5.6年生、中学2.3年生位に「他の人を尊重出来る能力」が発達します。その時期に親しい友達がいて「集団に所属するという欲求を満たされている事」がとても大事なのですね。

つまり小学校6年生前後の時に「いつもの友達」みたいな仲間がいると、学校生活を楽しく感じることができたり、「他人を尊重する」といった成長が早いという事です。

参考:早稲田大学大学院教育研究科紀要/児童生徒の友人・仲間関係に対する欲求の検討 武蔵 由佳

決して友達がいない、少ない子どもが劣ってしまうという話ではありません。学校の楽しさだってそれに影響しない事もあるでしょう。一つのポイントなだけであって、いまお伝えしたことは後天的に大きく成長することもできますは。なので、あくまで参考程度に読んでくださいね!

友達を作るのに大切なたった一つの事

友達を作る為に大事なのは、自分と他人の共通点を見つける事です。そこではなしが広がり、距離が縮まるからですね。

例えば

  • 同じゲームをやっていた
  • 習い事が一緒だった
  • 家が近所だった
  • 得意な勉強が一緒だった
  • 嫌いな食べ物が一緒だった

などです。

私も子ども時代はおくびょうで引っ込み思案でした。でも小学校では習い事をしていて、他校の生徒と交流する機会がありました。なので、中学校に進学した時知っている子がいて少し安心した覚えがあります。

他にはプラモデル作りが好きで、同じ趣味の友達と話すきっかけになったりもしました。高校生の時も最初はクラスで全く友達が出来ませんでしたが、走る事が得意で入部した陸上部での仲間や、当時流行っていたのゲームの話題から友達が出来た記憶があります。

とはいえ、共通点探しというのは大人でもコミュニケーション能力が高いと言われる人達が行う事です。子どものレベルだと少し難しいですよね。なのでもう少し具体的なポイントもご紹介したいと思います。

共通点探しが大切な理由

何故共通点から友達関係になりやすいのでしょうか。それは、安心感や信頼感を得る事が出来るからです。信頼関係を築く事は心理学の用語で「ラポール」と言います。これは大人でも同じことが言えます。

特に似たような仲間が固定されていく時期(男の子では小学4年生、中学1年生。女の子では小学校4.5.6年生、中学1年生の傾向)は自分の好きな事友達の興味ある事をしっかりと知っていると友達が出来やすいと言えるでしょう。特に女の子は6年生位から、「皆には言えない秘密を打ち明けられるような友達」(より内面的な関係)を作りたい欲求が高くなります。

あなたも小学校の時に仲良くなった友達は、その後も長く一緒にいた記憶がありませんか?中学校に上がってもずっと仲良くしてた〜などです。そして、その時の友達は何かしら自分と共通点があった、という事も少なく無いのではないでしょうか。

大人だったら建設的に会話が出来るのでお互いの趣味趣向を知る事が出来ます。でも子どもの場合コミュニケーション能力を駆使して・・とはいきませんよね。なので共通点を見つけられる&見つけて貰えるように自分の好きな事に打ち込んだ経験であったり、日々のなぜ?」を掘り下げる好奇心の成長がポイントになってきます。

参考:早稲田大学大学院教育研究科紀要/児童生徒の友人・仲間関係に対する欲求の検討 武蔵 由佳

子どもが共通点を見つけられるポイント

好奇心を育てる

先ずお友達の好きな事などに気づけなくてはいけませんよね、そのためには好奇心を育てる事が大事なんです。

よろしければ過去記事もご参考下さい

好奇心がある子どもは些細な変化にも気づく事が出来ます。そして行動力に溢れ「何故それがそうなのか?」と物事を楽しみながら追及できます。

友達のやっている事に興味を持って聞く事ができたり。自分もそれに興味を持って夢中になる事があるかもしれません。そうすると共通の話題が出来て友達になりやすいですよね。

好奇心を育てるには色々な体験をする事が大切です。過去記事ではキャンプをおススメしています。空を見上げ、野原を駆け回り、野外で料理を作ってみる。なるべく多くそんな体験をして子どもの好奇心を育てて行きましょう。

自分の好きな事に熱中する

子ども自身に好きな事が明確にあれば、お友達と共通点を見つけやすいです。人間、自分の興味のない事は耳に入ったり目に留まる事が無いのですが、興味のある事には敏感に反応します

車を購入した時、「走ってる車が自分と同じ車種が多い事に気付く」。なんて事がありませんか?子ども同じだと言えます。

  • プラモデル作りが好きで学校で好きな事を話したら同じ様な子がいた
  • 虫取りが好きで昆虫博士と呼ばれて虫を捕まえたらみんなが聞いてくるようになった
  • 絵を描くのが好きで好きなキャラクターの絵を書いていたらそのキャラが好きな子と仲良くなった

些細な事ですが仲良くなるには非常に大きなきっかけになります。

好奇心が重要になるので、「好きを見つける」のも体験が大事です。ですが、「大人が無理やりやらせてしまう」と意欲が湧かない場合が多いです。今の流行りなんかも参考になると思いますが、子どもの「好き」を尊重しなくてはしてはいけません。子どもの事を注視して、興味ありそうな事ならもっと世界を広げてあげる。もしくは、新しい興味事に導いてあげるのがいいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。人生は友達の多可では決まりませんし、多いほうがいい訳ではありませんよね。でも精神が発展途上の子どもは、友達がいる事がいい影響を与える場合もあります。群れを形成する、仲間外れになりたくないというのは動物的な自然の本能ですからね。

相手の共通点を見つけ&見つけてもらう為に好奇心を育て好きな事に熱中してもらうを意識してみて下さい。

学校がより楽しめる様になり、どんな環境でも仲間づくりの出来る、思いやりを持った子どもに育ってくれる事でしょう!