「自ら考え行動する子供になる」キャンプ育の秘訣
物事に対して、「これは~だと思う!」とか「僕(私は)こうしたらいいと思う!」など子供が自分で考えて取り組んでくれたら頼もしくないですか?
こんにちは、「子供の自立心を養う」キャンプ育トレーナーのRockです。
僕は子供時代自分の考えている事を伝えるのが苦手でした・・・。引っ込み思案だったりする子供は考えている事があってもなかなかそれを話せなかったりするんです。
子供が自分で考えたりそれを伝えられる能力は後天的に鍛える事が出来ます。それは親との会話で成長する要素がとても大きくて、日々意識することにって考えを伝える力が備わっていきます。
日々一番会話をするのが親ですよね、でも親は忙しいです。仕事に家事にやらなきゃいけない事が目の前にあるとつい子供との会話は疎かになりがちです。そして子供の話そうとしている事を決めつけてしまったり、適当に流してしまったりするんです。でもそんな時もあります。たまに意識して会話して頂く事で「子供の考える力」というのは育ちます。
そして他人に考えを伝える時には、頭の中で論理的にまとめる力があるとより伝わりやすいです。
例えば今日の朝ごはんを聞かれたときに、納豆ご飯を食べたと答えるとします。
「なぜ納豆ご飯なの?」という質問に対して、
子供「納豆が好きで昨日も食べたから、今日も納豆ご飯だよ!」
子供「納豆をご飯の上にかけて食べるのが好きだから納豆ご飯を食べたよ!」
と返事をするのでは後者の方が「何故納豆をご飯にかけるのか」が前半に説明されているので分かり易くないでしょうか。
是非日常の会話を意識して論理的に考えをまとめて行動に繋げられる様な成長を促してしていきましょう。
家庭でコミュニケーション能力をアップさせる3つのコツ
学校や習い事以外の場所に出かける
地域の行事や、公園や駅前で開催されるイベントなど、さまざまな人と触れ合える場に出かけてみましょう。その際、子どもだけにコミュニケーションを促すのではなく、親の私たちが積極的に声をかけてコミュニケ―ションを図るようにします。教育ジャーナリストの中曽根陽子氏も、「さまざまな価値観への理解とコミュニケーション力は、経験からしか学べない」と言っています。家庭や学校・習い事以外の場所にどんどん子どもを連れ出しましょう!
引用元:こどもまなび☆ラボ
今回は特にキャンプ時の子供との触れ合い方をご紹介したいと思います。
実はキャンプ時は子供の論理的思考力を鍛えたりそれを瞬時に実践出来るので行動力を育てるのにぴったりなんです。
以下目次です。
目次
キャンプを利用した子供が自分の考えを伝える力を養う方法
ダイアロジック・リーディングという絵本を利用して子供の思考力・読解力・伝える力・論理的に考える力を伸ばすメソッドがあります、手軽に実践出来るのでとてもお勧めです。
ダイアロジック・リーディング
いつもしている絵本の読み聞かせに、「親子でやり取りをすること」をプラスするだけで、子どもの能力が飛躍的に伸びる「ダイアロジック・リーディング」について解説した本。子ども自身が情報を読み解き、自分で考え、その考えを相手に論理立てて主張する力を育てます。効果を最大化する工夫やコツのほかに、「この絵本では、こういう問いかけをするといい」といった具体例も紹介されているので、忙しいパパ・ママでもすぐに実践できるのがポイントです。
引用元:加藤 映子『思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ』 マイナビウーマン子育て
毛色は違うのですが僕はこの「親子でやり取りをする事」に着想しキャンプで行えるメソッドとしておすすめしています。
ダイアロジック・キャンピング
上記メソッドと著者様に敬意をこめて僕のメソッドを仮にダイアロジック・キャンピングと呼ばせていただきます。笑
上記の手法で鍛えられる能力に
- 他人に伝える力
- 思考力
- 読解力
- 見る力
- 聴く力
などがあります。
いずれも大切なのは「親子のコミュニケーション」そして「答えのないやりとり」を意識していく事です。
例えばキャンプ時に料理を作る時、大人レベルでは効率よく作業していくのが最善かと思いますが、
ある程度工程は理解した上でこの様な問いかけをしてみましょう。
ホットサンドを作る時~
親「ホットサンドを作る時はどの道具を使うんだっけ?」
子「これ!フライパン!」
親「そうだねパン専用のフライパンだね、ホットサンドメーカーって言うんだよ」←答えの反復&言葉の拡張
親「じゃあ具材はどれにしようかなぁ」←答えの無いやり取り
子「うーんわからない!」
親「〇〇の好きなウィンナーはどうかな?」
子「うん、それにする!」
子供に正解を言わせるのではなく自分で考えて貰えるように問いかけます。
そして子供の答えに対する拡張をしてあげる事で、表現力と想像力が鍛えられます。
そしてキャンプではテントを設営すると思います。そんな時の親子のやりとりです。
テントを設営する時~
※フリーサイト
親「テントを立てるところは何処にしようか」←答え無いやりとり
子「あっち!川の方」
親「〇〇は川好きだね何でそう思ったの?」←生活に関連した質問
子「川で遊びたいから!」
親「川の近くなら直ぐに遊べるね、あとお水で涼しいよね、そこにしようか」←言葉の拡張
川の近くに設営する事のメリットや同時に言葉を拡張してあげる事で
何故そうなのかという論理的思考力を鍛える事が出来ます。
焚火を行う時も子供に質問しながらやってみましょう。
焚火の火を起こす時~
親「火を起こすには何が必要かな」←答えの無いやり取り
子「木!」
親「そうだね、乾いた木が必要だね」←反復&言葉の拡張
子「あと燃える小さい木!」
親「どうしてそう思ったの?」←問いかけ
子「・・・」
親「いきなり大きな木には火がつかないからだね」←理由を話す
答えに対して理由を聞いてあげる事で、しっかり状況を見る観察力を養ってあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか、
- 大人の話を聞く(集中力)
- 状況を見る(観察力)
- 考える(想像力)
この一連の流れで子供に入力(話しかける)してあげる事で、ダイアロジック・キャンピングで論理的に考える力が備わり子供の行動に現れてきます。
少しの親子のやりとりの意識で、子供が自分で考えて行動する力を伸ばしてあげる事ができます。
是非親も楽しみながらダイアロジック・キャンピング、実践してみてください。